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2021.02.26 今日の出来事

創立記念礼拝が行われました

暖かい先週末から一転、今週はまた冬に戻ったような寒い日が続いています。
空っ風が吹く中、隣県の栃木県足利市や県内の桐生市では山火事が発生しており、今も延焼が続いています。
お住まいになる方々の不安も、日に日に大きくなっているかと思います。一日も早く山火事が収まり、安心していつもの生活がおくれることを祈るばかりです。

さて、共愛学園の創立年月日をご存じでしょうか?
共愛学園は、1888年2月29日を創立記念日としています。ちょうど閏年の日ですね!

明治10年代後半の英学ブームの中から生まれた前橋英学校(1886年、校主加藤勇次郎、設立者高津仲次郎)は1888年に入ると経営難もあって閉校となるのですが、このとき同校の女教師不破きよ・村山ゆきは笹尾縫等と語らって、英学校に在籍の女生徒救済と女子の中等教育のため女学校設立に立ち上がりました。
これを受け、高津仲次郎・関農夫雄・深沢利重等は同年2月29日夜、市内横山町鍋屋旅館で資産の譲渡と女学校設立の会合を開きますが、保安条例違反で前橋刑務所に一週間拘引されることになります。これがいわゆる「鍋屋事件」です。
学園はこの日を後年、創立記念日とし、今日まで守り続けてきています。

今年は閏年ではないため、2月の最終授業日である本日「創立記念礼拝」を行いました。
例年ですとプレイズホールに集まり、校長先生から共愛学園の創立に関するお話を聞くのですが、コロナ禍のため各教室で創立記念礼拝のメッセージを聞く形となりました。
歴史的背景も含まれた少し難しいお話ですが、1年生~5年生までの子どもたちは皆校長先生のお話にじっと聞きいっていました。

毎年、この創立記念礼拝の日にはお祝いの「紅白饅頭」が全児童に配られます。
最近は「紅白饅頭」を見る機会も減ったためか「お饅頭が真っ赤なの!?」と驚く子どももいましたので、中身を見せると「かわいいピンク色!」「優しい色だね~!」と嬉しそうにしていました。
本日、各児童がランドセルに入れて自宅へ持ち帰りますので、ぜひご家庭で「共愛ができたお話聞かせて」と会話の種にしていただければ幸いです。

創立133年を無事迎え、共愛学園は134年目の年に突入しました。
移り変わる世の中にあわせてステップアップしていく部分と、信仰といういつの時代になっても揺るがない核となる二つの部分を大事にし、これからも共愛学園は大きく羽ばたいていきたいと思います。
今後とも共愛学園をよろしくお願いいたします。

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