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箴言(しんげん)16章9節
人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えてくださる。
A man’s heart plans his way,
But the LORD directs his steps.
　　　　　Proverbs 16:9(NKJV)

箴言は旧約聖書の中の詩編の次に置かれている書物です。箴言はダビデの息子ソロモン王が書いたとされています。箴言という言葉は普段あまり見なれない言葉です。箴言という言葉の意味は「戒めの言葉」「教訓の意味を持つ短い言葉」あるいは「格言」という意味です。箴言は自分自身を破滅から守るための自己防衛のための方法を教えるもの、また、神様からの祝福を受けるためのマニュアルともいえるでしょう。

箴言は私たちに神様からのいろいろな約束を示してくれます。その中の一つがこれです。
「主が一歩一歩を備えてくださる。」というのです。神様ご自身が私の歩むその一歩一歩を備えていて下さるのだ、というのです。

しかし、この箴言の１６章の初めのほうを読んでみると、16章2，3節には
16:2 人間の道は自分の目に清く見えるが、主はその精神を調べられる。
16:3 あなたの業を主にゆだねれば、計らうことは固く立つ。
とあります。

神様は私たちの思いや、願望の動機に関してまで探られます。そして、していること、思いめぐらせていることの本当の動機まで含めて、私たち一人ひとりの人間の心の内をすべてご存じです。確かに人間は自分で計画を立てその道筋も考えます。しかしこの箴言は教えています。自分の計画を立てる時には「16:4 主は御旨にそってすべての事をされる。」ということを忘れてはならないというのです。神様の御心がどこにあるかを求めながら、計画を立てなさいと言っています。多くの人は神様なんかいらないと言って自分の知恵によって計画を立ててしまします。主に信頼することによってのみその計画は進み成就するのだと教えています。

私たちがこの一年を始めるにあたり、それぞれの計画や思いが神様の願われているものと同じかどうか祈りの中で尋ね求めましょう。そして次の一歩、また次の一歩を主にゆだねて歩みましょう。

校 長　大 川