毎日スッキリしない天気が続いています。
「お天気が悪いから洗濯物が大変ってお母さんいってた！！」「ホウセンカの植木鉢、また雑草が伸びてきちゃったよ～！」
長雨で困っている様子は子どもたちの会話から伝わってきます。雨の影響で校庭で思い切り遊べないのも、子どもたちにとってはストレスになるようです。
今年は長梅雨、そして各地で豪雨の影響で災害が多発しています。
早く梅雨が明け、気持ちのいいお日様が顔を出してくれるといいなと願っています。

そんなどんよりしがちな毎日ですが、共愛学園小学校のプレイズホール前は子どもたちの好奇心や興奮であふれかえってキラキラしています。
なぜかというと…プレイズホール前は1964年にタイムスリップしているからです！！

1964年に開催され、日本の戦後復興の象徴となった「東京オリンピック」。
その東京オリンピックを彩った品々が、ご縁あって共愛学園小学校で展示させていただけることになりました！！
素敵なご縁をつないでくださったのは、音楽を担当する高田葉月先生です。

本来なら博物館や社会の資料集でしかお目にかかれない品々が、目の前に、手の届く距離で展示をされています。
まずは実際に聖火リレーで使用された「聖火トーチ」。
非常にきれいな状態で残っており、「持ってみたい！」「持って走りたい！！」と子どもたちも大興奮！！
来年に延期になってしまったオリンピックで使われる聖火トーチと比べて、シンプルですが重厚感が伝わってきます。

次は、東京オリンピックのPRポスター３種類！
当時ポスターは５種類作られましたが、そのうちの３種類が展示されています。
真ん中の日の丸のポスターは有名ですよね！！

そしてこちらは本当にレアな一品です！！
当時レスリングの会場になった「駒沢体育館」に実際に掲出されていたオリンピック旗です！！
日本はこの東京オリンピックのレスリングで金メダル５個、銅メダル１個を獲得し、今に続く「レスリング大国・日本」の礎を築きました。
このオリンピック旗は、選手たちの汗と涙、観客の熱気や興奮を共に見守った歴史の語り部です。

コロナウィルスの世界的な流行の煽りを受け、開催が来年に延期になってしまいましたが、本当であれば今頃はオリンピックが開催され、毎日熱狂の渦に包まれているはずでした。
子どもたちもオリンピックの開催を楽しみにしていたようで、延期が決まったことを残念がる話も聞きました。
そんな様子を見て、高田先生が子どもたちに素敵な機会をプレゼントをしてくださいました。高田先生、本当にありがとうございます。

こちらの品々は、もう少しプレイズホール前での展示を行いますので、在校生の保護者の皆様もお迎えなどの時に是非ご覧ください。