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5月8日~母の日礼拝メッセージ~
今日もきれいな青空が広がっています。
昨晩はとてもきれいな満月が見られましたが、昨日の満月は「フラワームーン」と呼ばれているそうです。
この名前は暖かい春の気候と、5月に豊富に咲き誇る花々に関連付けてそう呼ばれているそうです。
さてお花といえば、もうすぐ「カーネーション」が主役になる『母の日』がやってきます。
本当であれば、今日は共愛学園小学校では「母の日礼拝」がもたれる日でありました。
みんなで一緒に「母の日」そして「お母さん」について考えることは今年できませんが、それぞれがお母さんに小さくてもいいので感謝の気持ちを伝えられるといいですね。
本日は、共愛学園こども園園長であります、白石由紀子先生による礼拝メッセージです。
【今日の聖句】エフェソの信徒への手紙6章2節
父と母を敬いなさい。
“Honor your father and mother” which is the first commandment with a promise.
【メッセージ】
私たちは皆、お母さんから生まれてきました。お母さんやお家の人達のお陰で大きくなることが出来ました。感謝ですね。
何よりもお母さんといるだけで安心することが出来ます。
皆さんはお母さんに叱られたことがありますか。私はお母さんに叱られた記憶があまりありません。
それは私が賢い子だったというよりも、母が辛抱強い人だったからだと思います。
そんな母ですが1度だけ強く叱られたことがあります。今日は、その時のお話をしましょう。
私が社会人になった冬の事です。
その日は雪の予報が出ていましたが、教会の老婦人宅を仲間と訪問し話が弾み解散したのが、6時を過ぎていました。外はすっかり雪景色に。
電車通勤していた私が駅に行くと、待合室は人で一杯でした。雪のために電車が遅れていたのです。
今のように携帯電話等は無い時代。家に公衆電話から事情を伝え電車を待っていたのですが、電車の来る気配が全く無く痺れを切らした私は「2駅歩けばいいだけ」と、電車を待つより歩く方を選びました。
冬の夜道は人気もなく、まして雪道はなおさらです。逆に雪道は薄明るく歩くのには困りませんでした。
悴んでいた手足も歩くにつれ、身体の中から押し出される熱で熱い程になりました。家にたどり着くまで2,3時間はかかったでしょうか。
その間いつになっても帰らぬ私を心配していた両親は、駅に電話をし、「電車が動きだしているのに娘は帰ってこない」と心配し、駅まで迎えに出た父。何か起きたのかと心配する母。
「頑張ってよく歩いたね」と、お褒めの言葉まで期待していた私は、家に帰るなりこっぴどく叱られた事は言うまでもありません。
これが母に1度だけ叱られ思い出です。と同時に、両親にこよなく愛されている自分自身を確信できた嬉しい思い出でもあります。
今、私も母親の立場になって、母親のその時の気持ちをより深く想像する事ができます。
お母さんは子どもの為ならどんな苦労も平気なのです。命さえ惜しまないのです。神様と同じですね。
そんなお母さんが傍にいて下さる毎日を感謝しましょう。そして、どんな感謝ができるか考えてみましょう。