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~2024年3月の聖句~
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コリントの信徒への手紙1 13章13節
それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。
その中で最も大いなるものは、愛である。
Now these three remain:
faith, hope, and love.
But the greatest of these is love.
1Corinthians 13:13 (HCSB)
この聖書個所は愛についての教えが書かれている章です。とても有名なのはこの節より少し前の「 愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。 礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。愛は決して滅びない。」です。この個所はよく結婚式の時などに読まれているので聞いたことある方も多いかと思います。「愛」とはどのようなものか具体的書かれています。私たちは、いつも、このようにして生きているだろうかと、この「愛」をもって生きているか?と自問してしまいます。もちろんここで言う「愛」は「アガペー」と呼ばれている「愛」です。古代ギリシャにおいて「愛」という言葉には、4つの種類がありました。
- エロス 恋愛 求める愛
- フィリア 友愛 同等の愛
- ストルゲー 家族愛 血縁に基づいた強い愛情
- アガペー 神の愛 与える愛 無償の愛
この聖書箇所に出てきた「愛」はアガペーこれは神様の愛でありいつも私たちに注がれ続けているのです。しかも神様から一方的に注がれ続けているのです。私たちは、人生において、いろいろな場面に遭遇します。時に、つらく希望を失いそうになっても、神様に信頼を置きながら生きてゆくと、そこに希望があります。「信仰」とは神様に信頼を置くことです。ほかには頼るべきところなく、ただただ神様に「信仰」のみによって「希望」は保たれます。全てを神様に委ねることです。この「信仰」「希望」の二つは人間側が最後まで持つことのできるものです。しかしこの神様の愛は、神様の側からいつでも、絶えずこちらに流れ続け、注がれ続けるのです。
私たちには、たとえ自分がどんなに砕かれそうになっても、主を信じる心、「信仰」は主と結びついている限り私たちはこれを手放す事はありません。それはこれによって主からの希望の光を与えられているからです。「信仰」「希望」「愛」のこの三つは必ず残ります。神の「愛」はこの中でも最も大いなるものであり、私たちの努力や才能や力量に関係なく、無償で一方的に愛してくださる神様からの恵みです。この私たちのために主は来られたのです。主を信頼して歩もうとしているあなたのために。
校長 大川 義