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2020.06.03 礼拝メッセージ

6月3日~今日の礼拝メッセージ~

昨日から夏と間違うような、「暖かい」を通り越して「暑い!」と感じる陽気になっています。
久々の分散登校で、まだ体が慣れない子どもたちも沢山いるかとおもいます。
日中は熱中症予防のためにしっかり水分を補給し、早寝早起きを心がけて暑さと疲れに負けないように体調を整えましょう!

分散登校期間中も、礼拝メッセージを引き続き配信していきます。

本日は、川原聡史先生のメッセージです。

【今日の聖句】フィリピの信徒への手紙 2章4節
「めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。」
Let each of you look not only to his own interests, but also to the interests of others.

【メッセージ】
皆さんこんにちは
今日はある弁護士さんのお話をします。弁護士というのは法律という世の中のルールにとても詳しくて、世の中で起きるいろいろなトラブルを解決する人です。
ダミアン・リールさんという人がいます。
ダミアンさんは弁護士でもありますが、同時にプログラマーと言ってコンピュータにとても詳しい人でもあり、音楽をつくるミュージシャンでもあるという、とても多才な方です。

このダミアンさんが最近、そのコンピュータへの知識と音楽への知識を使い、ドの音から高いドの音まででできるあらゆるメロディーをコンピュータに自動で考えさせたそうです。その数はなんと680億曲を超えるそうです。
そして、この680億を超える曲のすべてを自分の曲として登録しました。そうすると、法律(世の中のルール)で、この後に同じメロディーを使って曲をつくる人は、ダミアンさんにお金を払って許可をもらわないと使うことができません。ダミアンさんはお金持ちになれそうですね。

しかし、ダミアンさんはこの680億もの曲を登録してすぐに、このお金をもらえる権利を放棄して、誰でも自由に使っていいとしました。
なぜ、ダミアンさんはわざわざ680億もの曲をコンピュータでつくり、それを自分の曲としておきながら、お金をもらえる権利を手放してしまったのでしょう。

実はダミアンさん、みんなに自由にいろいろな曲をつくって欲しいと思っていたのです。
ダミアンさんがしなくても、いつか誰かがその曲を考えて、自分の曲としてしまうでしょう。その後に、真似したわけではなく、偶然同じような曲をつくった人は、先につくった人にお金を払ったり、もしくはみんなに聞いてもらうことができなくなったりしてしまいます。

でも、ダミアンさんが先につくって登録し、誰でも自由に使っていいよとしたことで、その心配はなくなります。世界中のミュージシャンが自由に曲をつくれるのです。
680億もの曲をコンピュータにつくらせる才能があるのにそれを、自分のためではなく、みんなの為に使う。そんな広い心を持って生きていきたいと先生も思いました。

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